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カウントダウンインタビュー

放送まで残り四日 美術監督・美術設定  立田一郎(スタジオ風雅)コメント

「屍鬼」のお仕事をいただいて、はじめは設定から入ったのですが、
ひとつの村の中でのお話なので、すごく油断していたのです。
場面も少ないだろうし、ばらばらに考えて後でイメージをあわせようみたいな感じで・・
ところがいざ始まってみると、とにかくキャラクターの数が多いだけに、シーン数が半端なくて愕然としました。
お城の様な屋敷はあるし、お寺、神社、教会、複雑な造りの病院・・・・と。

そしてそれらが村のどこに配置されていて、そこに住むキャラクターの演技ができる空間にしなくてはいけないのです。
単に「村のどこか」という感じで流せなかったので、辻褄を合わせるためにかなり設定では悩みました。
背景を描いていくという中でも、スタッフ全員すべての作業に試行錯誤があったと思います。実際今もあるのですが・・。
こうすれば及第点だみたいな感じではなく、より良くつくりあげよう、どうすればもっと外場村になるか、みたいな感じです。

この「屍鬼」は本当に前向きな物づくりが出来ているとおもいます。
皆さんを外場村にどっぷり引き込めれば幸いです。

あと余談ですが・・個人的には田中家が好きです。
手垢のついた感じの室内と薄汚れたふすまがなんとなく気に入ってます。
住みたくないですけど。

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